1960年代後半〜1980年代に全世界で発生した衝撃的殺人事件103ケースの、犯人の手口と心理をリアルに抉る。事実のみが語り得る戦慄の恐怖。 犯罪は、時代の気分を鮮烈に反映する。 衝動殺から無差別殺人まで「殺人の時代」の現代をヴィヴィッドに再現。 セックス殺人からテロリズムまで、ありとあらゆる殺人の累計を網羅すると同時に、想像を絶するショッキングな事実をも呈示する。 世界の事件史を賑わした犯罪者たちについて淡々と記載されています。 数ページ使っている人物もあれば2ページくらいで終わっている人も。 読み手によって興味のそそられる人物が異なると思うので、「え?何で、あの有名な犯人がこれだけのページ数なの?」と、それぞれ出てくると思います。 (メアリー・フローラ・ベル事件が短かかったのに拍子抜けしました。) 内容はそれぞれアッサリしたレポートという感じですけど、情報量の多さには圧倒されますね。 (扱っている内容が内容だし) 個人的には犯罪者そのものより、【ギャング殺人】の項に出てきた少年ギャングのリーダー格を返り討ちにした68歳の御婦人の存在が一番衝撃でした。 (その返り討ちのやり方が過剰防衛なんじゃないかって位スゴい。防御のためのアクションというよりバイオレンスですよ) 不謹慎だけど、笑っちゃった。胸がスッとしたし。 御婦人、かっこよすぎるよ。 現代殺人百科〔コリン・ウィルソン+ドナルド・シーマン/著 関口 篤/訳〕 [原題]ENCYCLOPAEDIA OF MODERN MURDER 【目次】 殺人の時代(まえがき) 1 ◆絞殺 パニックをもたらしたボストン絞殺魔 アルバート・ヘンリー・デサルボ 今夜、女の子を殺したい チャールズ・ハワード・シュミット 11歳の少女殺人者 メアリー・フローラ・ベル 恐怖の洗髪男 ルイジ・ロンギ ◆撲殺 完全犯罪を崩したパンティ パトリック・ダルシー 殺人の予行演習 スチュアート・ゴールドスタイン わが内なる悪霊 パトリック・デビッド・マッケー 犯人は司法相の友人 マルコム・マッカーサー ◆射殺 マンションの全裸美女たち リチャード・ローブルズ 不服従の報酬 マイケル・X 『野生のエルザ』 殺人事件 ポール・ワクワロ・エカイ 強制的な欲望 ロベルト・ヴィルヘルム・ステュルゲンス 殺しはパリ祭から始まる ジャンヌ・ムッサン/ピエレット・ピション 無法者の神秘主義 ジャック・ヘンリー・アボット ◆射殺 カンサス州農業家族惨殺事件 ペリー・スミス/リチャード・ヒコック 赤ちゃんがパパを殺した? シャロン・キン 真犯人はだれだ ジェームズ・ハンラッティ 永遠の三角関係 シェイラ・ガービー 組合委員長のライバルは消せ トニー・ボイル 妄想の自然保護主義者 ジョン・リンレー・フレイジャー 近親相姦する妻への復讐 ハンス・アペル 冷血の空軍兵士 デール・ピエール 死刑執行を求めた殺人犯 マーク・ゲリー・ギルモア スマートなぺてん師 アーチボルト・ホール ブタは死ね! ロバート・アルトン・ハリス 女の殺し屋 ブランシュ・ライト ジョン・レノン殺し マーク・チャップマン 憎しみの警官殺し バリー・ピーター・プルードム 処刑は致死量の注射で チャーリー・ブルックス ◆ギャング殺人 人種差別リンチ事件 クー・クラックス・クラン(K・K・K) ロンドン暗黒街の双子ギャング レジナルド・クレー/ロナルド・クレー ナイフを持つ「いい子」たち マンフレッド・トルーバー ◆毒殺 毒殺に魅いられた男 グラハム・ヤング 妻と愛人の夫を殺したドクター カール・コッポリーノ 殺しの容疑者が殺される ジョン・ヒル サドの毒殺魔 シェフ・ライク 麻薬じかけのぺてん師 シャルル・ソブラジ 安楽死殺人事件 アーンフィン・ネセット 不倫の果てに夫を毒殺 スーザン・バーバー 2 ◆セックス殺人 あの女を征服した メルビン・デービス・リース 剥ぎ取りジャック ジャック・ザ・ストリッパー 手当たり次第の暴行 トーマス・ロス・ヤング 乳房についた歯の痕 ウェイン・ボーデン 緊縛の倒錯者 ノーマン・ジョン・コリンズ ファミリー総出の殺人行脚 シャーマン・マクレアリー 被害者専用の墓を持つ男 ハリー・ランハム/アントニー・マイケル・クノッパ セックス・テロリスト マイケル・オーハン/ハワード・ブレーデン 覗きが高じて毎週の殺人 セオドア・バンディ 被害者の母の逆襲 クラウス・グラボウスキー 高校生と散弾銃 ロバート・プーリン わが娘を計画的に襲う ヴェルナー・シュヴィント 刺殺のオルガスム ピーター・サトクリフ 数珠つなぎの死体 スティーブン・ジュディ ◆ホモ殺人 ペニス狩り ウィリアム・マクドナルド ソドミーに耽るフリーウェイ殺人鬼 ウィリアム・G・ボーニン シンナーで酔わせて拷問と陵辱 ディーン・アレン・コルル ホモの猟人日記 ロナルド・フランク・クーパー 床下には屍体がるいるい ジョン・ウェイン・ゲーシー 逸脱した自己の探求 デニス・ニルセン ◆子供殺し 情事には子供は邪魔 アリス・クリミンス 男性原理への憧憬 レイモンド・レスリー・モリス 子供殺しは最高のセックス イアン・ブレイディ/マイラ・ヒンドレー ディンゴ・ベビー殺人事件 アリス・リン・チェンバレン ◆ばらばら殺人 ぐつぐつ煮込んだ人肉がおいしい ヨアヒム・クロル 首なし死体とのセックス エドマンド・エミール・ケンパー 恐怖の人間ミンチ ジョン・ボーデン ◆カルト殺人 売春婦にして殺しの巫女 マグダレーナ・ソリス 女優シャロン・テート殺し チャールズ・マンソン ガイアナ人民寺院事件 ジェームズ・ウォレン・ジョーンズ 白人を憎悪する「黒いイエス」 リンドバーグ・サンダース 3 ◆テロリズム テロリズム、世界でもっとも不吉な成長産業 八〇〇年続く確執 北アイルランド解放軍 殺人と強奪の革命原理 バーダー・マインホフ・ギャング ケベック州労働大臣の誘拐殺害 ポール・ローズ/フランシス・シマード テルアビブ空港乱射事件 岡本公三 アテネ空港の大量殺人 シャフィック・エル・アリダ/タラル・カレド・カドゥーラ 富豪ハースト令嬢もテロリストか ラッセル・ジャック・リトル/マイケル・レミロ 血塗られた爆弾テロ撲滅キャンペーン ブライアン・パスカル・キーナン OPEC代表集団誘拐 イーリッヒ・ラミレス・サンチェス 「赤い旅団」の恐怖 プロスペロ・ガリナーリ 車に仕掛けられた起爆装置 エアリー・ニーブ下院議員 西独の右翼テロリスト グンドルフ・ケーラー 革命イラン要人の大量爆死 アヤトラ・モハマッド・ベヘシュティ ◆暗殺 ケネディ大統領暗殺事件 リー・ハーベー・オズワルド キング牧師暗殺事件 ジェームス・アール・レイ ロバート・ケネディ上院議員の暗殺 シーハン・ビシャラ・シーハン マウントバッテン卿爆殺事件 トーマス・マクマホン 007顔まけの必殺技 ゲオルギー・マルコフ 朴大統領暗殺事件 キム・ジェキュ サダト大統領暗殺事件 エル・イスラムブーリ ◆誘拐殺人 フランス最大のお尋ね者 ジャック・メスリーヌ ジャーナリズム殺人事件 アーサー・ホセイン/ニザモディン・ホセイン 下水道に潜む犯人 ドナルド・ニールスン ◆大量殺人 天使牧場という名の魔の売春宿 デルフィナ・ゴンザレス/マリア・ゴンザレス 御意見無用のいれずみ リチャード・スペック 鐘塔のライフル男 チャールズ・ホイットマン 動機なき大量殺人 ハンス・ヴァン・ゾーン マスコミを挑発する犯人 ゾディアック 桃が熟れるころ手配師は狂う ファン・コロナ 殺人を命ずるテレパシー ハーバート・マリン 霊媒に予告された末路 ポール・ジョン・レーノス ニューヨーク警察 vs. 連続通り魔 デビット・バーコビッツ 二重人格殺人事件 ウェイン・ウィリアムズ 存在証明としての放火 ブルース・リー 著者あとがき 訳者あとがき
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