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zoom RSS 人民は弱し 官吏は強し〔星新一〕

<<   作成日時 : 2011/02/16 20:35   >>

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画像明治末、12年間の米国留学から帰った星一は製薬会社を興した。
日本で初めてモルヒネの精製に成功するなど事業は飛躍的に発展したが、星の自由な物の考え方は、保身第一の官僚たちの反感を買った。
陰湿な政争に巻きこまれ、官憲の執拗きわまる妨害をうけ、会社はしだいに窮地に追いこまれる…。
最後まで屈服することなく腐敗した官僚組織と闘い続けた父の姿を愛情をこめて描く。


「出る杭は打たれる」
「口はわざわいの元」

って本当なんだなぁってコトがつまっている本でした。

“星一氏の真っ直ぐさと話し好きなトコが災いしたような部分もあったのかなぁ…”と思いますが、企業人として優秀な人物を小役人どもが“気にくわないから、力を合わせてぶっつぶす”ってトコに寒気とおぞましさを感じましたね。
“どこ迄、ちっせぇんだ”っていうのがね。
日本特有の“抜けがけ体質”“足の引っ張り合い体質”って、今もあるけど、昔はもっと露骨で酷かったコトがよっく分かりました。
(あ。もしかしたら、表沙汰になっていないだけで、もっと陰湿になっているのかも?)


読んでいてハラはたちますが、面白い本です。
“もし映像化するなら、水谷豊さんに演ってほしいなぁ”と思いながら読んでおりました。
(NHKあたりでやってほしい。民放じゃ難しそうだし)
上の方からネチネチいじめられてもヘコたれない星一氏を見ていたら、ふと『相棒』の右京さんを思い出したもので。
右京さんは「清濁合わせ飲む」ことと「トカゲの頭のつぶし方」を心得ているから、星一氏とはタイプが違うかもしれませんが、二人とも「理不尽な事に負けない、引かない」ことでは似ているなと思います。
あとは、タフなトコかな。似てるかなって思ったのは。

「病気にならないことに決めている 死なないことに決めている」

この言葉は何度読んでも、心が震えますね。
こう言い切れる星一氏の人間的魅力を水谷さんならイキイキと演じてくれるのではないかと夢想してしまいます。

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