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zoom RSS 花森安治伝 日本の暮しをかえた男〔津野海太郎〕

<<   作成日時 : 2016/03/27 17:44   >>

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全盛期には100万部を超えた国民雑誌『暮しの手帖』。
社長・大橋鎭子と共に会社を立ち上げた創刊編集長・花森安治は天才的な男だった。高校時代から発揮した斬新なデザイン術、会う人の度肝を抜く「女装」、家を一軒燃やした「商品テスト」。
ひとつの雑誌が庶民の生活を変え、新しい時代をつくった。その裏には、花森のある決意が隠されていた――。
66年の伝説的生涯に迫る渾身の評伝。



就寝前の楽しみにと、少しづつ読んでいくつもりが4回で読了してしまいました。

花森氏の評伝なので、森茉莉のことに触れているだろうという下心もあって手に取ったのですが、いやはやすっごく面白かったです。
(正直、森茉莉と花森氏との関わり方に他よりツッコんであるかもと、期待していましたが、編集室で嘱託として働いていたというアッサリした紹介だけでした。引用文献には森茉莉の「花森安治とモリマリ」が出てました)

凄腕編集長=花森氏を表面的にしか分かっていなかった自分ですが、この評伝には、編集者としてどれだけ優秀で凄かったのかが、詳しく書かれていました。
有名な商品テストについてや、花森氏が編集者たちに要求するインタビューのやり方や文章の書き方、写真は専属カメラマンだけでなく編集者も自腹で買ったカメラで撮るよう指示するなど、とにかく細かいし厳しい。
花森氏の下で働いていた方々は日々緊張の連続だったろうと思われますが、気づきを与えられる事も多かったと思います。

本書で引用された花森氏の言葉でハッとさせられたのが、
“文章をやさしく、わかりやすく書くコツは、ひとに話すように書くことだ。眼で見なくてはわからないようなことばは、できるだけ使うな。”
でした。
ムチャクチャ高度な要求ですよねぇ…。
著者は“ありふれた注文のように思える。でも当時はけっしてそうではなかった”と書いてますが、しかしですよ。イマドキの方が簡単な事をワザと難しく見せたり言ったりって〜のが多いような気がしますな。


そうそう。
“最近、花森氏を始めとする『暮しの手帖』関係の本が、やけに出るなぁ”
と思っていたら、四月からNHK「連続テレビ小説」で大橋氏をモデルにした『とと姉ちゃん』が始まるからなんですね。
(河出書房からは「花森安治 美しい「暮し」の創始者」の増補新版も出るし)
大橋氏の存在は、NHK「連続テレビ小説」の題材にピッタリな方だと思いますので、四月からの放送も好評価が期待できそうですね。

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