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zoom RSS 蠅の王「原題:Lord of the Flies」〔1963〕

<<   作成日時 : 2017/05/06 18:48   >>

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時代は核戦争が起こる近未来。
陸軍幼年学校の生徒たちを乗せた飛行機が墜落した。
とりあえず一命を取り留めた24人の少年たちは、近くの無人島へ漂着する。
しかし彼らは、世間から隔絶されたこの島で、己の内に秘めた野性に目覚め、やがて理性と秩序を失ってゆく…。




ゴールディング原作『蠅の王』の映画作品。

有名作品なので、ご存知の方も多いと思います。
中には、“楳図かずお先生の「漂流教室」の元ネタになった小説ね”と思った方もいることでしょう。
自分もそのうちの一人。
楳図かずお先生の「漂流教室」がなければ『蠅の王』を知らずに終わっていたかもしれない。
しかし、『蠅の王』がなければ「漂流教室」も誕生しなかったかもしれない…。
(これもパラドックスというのでしょうか?)

購入したDVDは、勿論、楳図かずお先生オリジナルイラスト仕様でございます。
密林のレビューにもありましたが、ピーター・ブルック版『蠅の王』のDVDパッケージデザインを飾るに相応しい人材は楳図かずお先生しかいないと思います。



さて、感想を始めていきます。
ネタバレしながら書いてますので、映画未見の方はここで止めておいてくださいませ。


自分は原作・オリジナルを尊重したい方ですが、この映画は“原作よりいい”と思いました。
小説の方は“無人島はどれほど美しい”かという描写や、ラルフ側についている“ピギー”という少年をイジるとこが何回も出てくるんですけど、そのへんは上手く削って87分の作品におさめています。
(まぁ、ピギーは『蠅の王』の中でもキーマン的存在だから、しょうがないんかなぁ〜)
こういうカットをできるのも“映像の強み”でしょう。
無人島には樹木が生い茂り、そこには果実もたわわに実っていて、美しい浜辺がある南国の楽園のように思えるのは、映像を観ればわかりますから。
あと“ピギー”の見た目が、ホントに“ピギー=子豚ちゃん”っぽいことも。

前半部は淡々とした描写が続きますが、中盤から始まるラルフ側とジャック側の対立がハッキリしてからが緊張が高まっていきます。
後半部で、狩りの味を覚えたジャック側の子ども達がトランス状態になっていくシーンと、ジャック派の子ども達がラルフを追い回すシーンは観てる方も緊張感、緊迫感がマックスになり、ストレスフルな状態になっていきます。
また、ラルフの逃げっぷりが真に迫っていましてね…。
オチわかってんのに、“速く!速く!速く!速く!速く!速く!逃げろーーーーっ!”って、手に汗握りながら観ていました。

2時間もない映画ですが、すごく長く感じました。
凄く疲れましたし。
しかし、観て良かったです。
こんな良作が公開当時は日本未公開だったなんて、信じられないですね。
絶対、ヒットしたと思います。

1990年度版は未見でございます。
“白黒の方を観るまでは絶対観ない”と操を立てていたので。

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