ストリート・オーケストラ〔2015〕

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バイオリニストのラエルチはサンパウロ交響楽団の最終審査に落ちてしまい、仕送りや家賃のためにスラム街の学校でバイオリンを教えることにする。
しかし教室は屋根もなく、生徒は意欲的なサムエルを除いて問題児ばかり。
ある日、ギャングに脅されたラエルチが見事な演奏で彼らを黙らせたことから、生徒たちも音楽の力を実感し、熱心に取り組むようになるが……。




予告編で主人公がヴァイオリンを弾いている姿にノックアウトされ、“絶対!観る!”と、決めておりました。
自分は世間が狭いので、黒人のヴァイオリニストは“ジョージ・ブリッジタワー”という人物が大昔にいた事くらいしか知らないから、より印象的でインパクトが強かったのです。
(現在のクラシック界で、ヴァイオリンの黒人ソリストがいたら、知りたいです。※ジャズやヒップホップに関わっているものは除く)



映画の感想ですが、
予想していたよりアッサリ終わってしまって、正直、物足りなさを感じました。あと、30分くらい尺使ってもイイ内容だと思ったので。
(観賞後にパンフレットに出ていた映画の元ネタになった話を読んで、“これをこのまま映画にしても良かったんじゃないか?”とも思ったなぁ。そっちの話でも観てみたいと思ったし)

しかし。
タイトル通り、音楽が軸になっている映画なので、そのあたりはバッチリ見応えと聞き応えがありました。
“学校側に言われて、楽器やってま~~~す”ってな生徒達が少しづつやる気を見せ、演奏が上達し、自分に自信を持てるようになっていく姿は、こちらの胸を打つものがありました。
そして、最初は仕方なく教えていた主人公のラエルチも“音楽を教える”ことで生徒達と一緒に成長していっているんですね。
主人公が再びオーディションでヴァイオリンを演奏するシーンに、鳥肌が立ちました。


映画の本筋ではない感想になりますが、この「ストリート・オーケストラ」、いくらでも“泣かす”演出のできるな題材なのに、“感動お涙頂戴路線”にしなかった展開に好感をもちました。
あえてやらなかったクールさが良かったと思います。     
          

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