The White Crow〔2018〕

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伝説的ダンサー、ルドルフ・ヌレエフの半生を映画化した伝記ドラマ。
1961年。ルドルフ・ヌレエフはキーロフ・バレエの一員として、パリ公演のために生まれて初めて祖国ソ連を出た。
傲慢・我儘・反逆児と評される一方で、踊りへの情熱は誰よりも強いルドルフは、異国で得られるものすべてを吸収しようとするが、その行動はKGBに監視され、政府の圧力は強まるばかりだった。
6月16日、次の公演地へ向かおうとするルドルフは、突然帰国を命じられる。それは、収容所に連行され、踊りを続けることすらままならない未来を暗示していた。
団員たちが旅立ち、KGBと共に空港に残されたルドルフが、不安と恐怖に襲われる中くだした決断とは一



観てきました。
題材はいいのに、色々と惜しいなと思ってしまった映画でした。
山岸凉子先生も絶賛されていたから期待してしまったんですよねぇ…。
(山岸先生にはルドルフ・ヌレエフ氏の伝記漫画を描いてほしいものです。ニジンスキーも描いたのですから、描けるはず)

ルドルフ・ヌレエフ氏の史実を映画にしているのですから、人物の過去と現在を見せるのはわかりますが、過去と現在が短時間で行ったり来たりし過ぎだなと。
ルドルフの幼少期に浸っていたところにすぐ現在のシーンが入ってきたり、次はまた昔のシーンにすぐ戻ったりで、淡々としているワリに忙しない感じがしました。
そのせいか、映画そのものに入り込んでいくのが難しかったです。
(なんだか、久々に『愛と哀しみのボレロ』が観たくなってきたし)

一番物足りなかったのは、バレエシーンが少なかったことかな。
ホントに踊れる方々を起用しているのに、顔のアップが多かったように思いました。
セルゲイ・ポルーニンも出演しているのに。

あと、他の方のレビューにもありましたが、もう少し人物描写を掘り下げてくれたらと、思いました。
人物描写の掘り下げができないなら、踊っているシーンをもっと前面に出して欲しかったです。

ただ、ロシア語、フランス語とバレエシーンそのものは美しいと思いました。
(ロシア人を描いている映画でも演者が英語を話している映画が多いですから)

監督でプーシキン役のレイフ・ファインズがロシア語を話しているのもビックリしました。
(正直、レイフ・ファインズだと認識するのに時間がかかりました)

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