存在のない子供たち〔2018〕

capernaum_2018.jpg

中東の貧民窟で生まれ育ったゼイン。両親が出生届けを出さなかったことから、法的に社会に存在しない彼は誕生日を知らないどころか、学校にも通えないでいた。
朝から晩まで働き詰めの彼は12歳の時、意を決して両親に対し裁判を起こし、自分を生んだ罪に問う。



軽率に「泣けた」とか「感動した」とは言いたくないし、言えないです。
涙も出てきたシーンもありましたが、すぐ引っ込みました。

最初は主人公の少年目線で観ていたので、両親を始めとするロクデナシの大人連中に腹が立ってしょうがなかったのですが、裁判のシーンからは傍観者の自分も責められているような気持ちになり、「ダメな大人で申し訳ありません!」と思い、身を縮めながら観ておりました。

鑑賞後、色々と考えてしまいました。
あの両親は、ゼインがどんな思いで訴えたのか、心底わかってくれたのだろうか?
ゼインとゼインの兄弟たちは幸せになれたのだろうか?
などなど……。


この映画もパンフレットを購入してしまいました。
映画と同じく、内容の濃いパンフレットでした。

7月は『Girl』『凪待ち』『新聞記者』に続いて、考えさせられる映画を観る機会が多いなぁ…。

capernaum_zain.jpg


capernaum_jpn.jpg

この記事へのコメント