冷血〔トルーマン・カポーティ〕

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カンザス州の片田舎で起きた一家4人惨殺事件。被害者は皆ロープで縛られ、至近距離から散弾銃で射殺されていた。
このあまりにも惨い犯行に、著者は5年余りの歳月を費やして綿密な取材を遂行。そして犯人2名が絞首刑に処せられるまでを見届けた。
捜査の手法、犯罪者の心理、死刑制度の是非、そして取材者のモラル―。
様々な物議をかもした、衝撃のノンフィクション・ノヴェル。
『冷血』はルポルタージュでもなく、フィクションでもないこの作品をカポーティ自ら「ノンフィクション・ノヴェル」と名づけた。


この作品についての細かい感想は省略。
他の方の素晴らしいレビューがあるので、そちらをどうぞ。


この『冷血』は「原作」「原作の映画化」「作者目線での原作の映画化」三つ全てが「名作」と言って良い稀有な作品でもあります。
三作品全て観て読んで損はありません。
自分は「カポーティ」の鑑賞後に原作「冷血」を読んで、映画の「冷血」を鑑賞しました。


映画「トルーマン・カポーティ 真実のテープ」の中でも出ていたかと思いますが(記憶曖昧)、今では定番となっている「ノン・フィクション小説」は『冷血』が先駆けとは知りませんでした。
日本で「ノン・フィクション小説」と紹介される書籍はルポルタージュと一緒になってることが多いですね。何故か?
松本清張の「日本の黒い霧」とかノン・フィクション小説と紹介されてることあるし。
Wikiで確認してみたところ、日本では佐木隆三の『復讐するは我にあり』が「ノン・フィクション小説」のカテゴリに含まれるそうです。

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