金箔のコウモリ〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 2018年の「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」で展示を観て以来、ずっと楽しみにしていた『金箔のコウモリ』。 やっと読みました。 邦訳が出る前は「金メッキのコウモリ」というタイトルでしたが、この題名だと内容のネタバレっぽくなるからやめたんですかね? (個人的には「金メッキのコウモリ」の方が良かったな〜) 『金箔のコウモリ… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月09日 続きを読むread more
エドワード・ゴーリー没後20年記念 濱中利信コレクション3「エドワード・ゴーリーの世界」【ヴァニラ画廊】 「緊急事態宣言」明けの2020年6月に観て来ました。 実は「エドワード・ゴーリーの世界」の第三弾があるとは知らずにいたので、「緊急事態宣言」を受けての展覧会の延期が無ければ知らないままでした。 完全チケット制で混雑しないように配慮された展覧会だったので、ゆっくり落ち着いて鑑賞できました。 今回の展示コレクションの中でストラ… トラックバック:0 コメント:0 2021年01月03日 続きを読むread more
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密【練馬区立美術館】 まさか、東京都で二回も「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展が開催されるとは思ってもみませんでした。 しかも、場所は西武池袋線の中村橋駅にある練馬区立美術館。 もう嬉しい♪嬉しい♪ 自分の庭みたいな(ウソ)場所で開催してくれるなんて、嬉しすぎます。 (ゴーリー展の看板ももちろんあったのですが、このみどりのクマがあまり… トラックバック:0 コメント:0 2019年11月04日 続きを読むread more
MOE特別編集 エドワード・ゴーリーの優雅な秘密 やっと読めるよーーーー!!!!!! かなり前に買っていたのですが、“展覧会を見るまでは読まない”と決めておりました。 途中、何回か誘惑に負けそうになりましたが、こらえました。 でも、展覧会を見る前に読んでも、そんなに問題はないかも? 2015年に出版されたゴーリー特集の増補版っぽい感じのようですし。 トラックバック:0 コメント:0 2018年08月16日 続きを読むread more
エドワード・ゴーリーの優雅な秘密【八王子市夢美術館】 見て来ましたよ! やっと! 『エドワード・ゴーリーの優雅な秘密』を! 展覧会の全国巡回が決定してから、東京での開催を指折り数えて待っておりました。 いやはや、長かったな~~~。 だって、2年は待ちましたよ。“もしかしたら都内でやらないんじゃないのか”と、不安になるほどでした。 (正直、八王子でやるとは思ってなかった… トラックバック:0 コメント:0 2018年08月16日 続きを読むread more
憑かれたポットカバー:クリスマスのための気落ちした気色悪い気晴らし〔エドワード・ゴーリー〕 「我はありもしなかったクリスマスの幽霊である」ゴーリー風味にアレンジされた『クリスマス・キャロル』。 オールカラー絵本。 2015年に発行された本なのに、買ったのは2016年で、実際に読了したのは2017年になってしまいました。 内容は上記の紹介通りです。 「聖なる夜のクリスマス」をゴーリー風に皮肉っ… トラックバック:0 コメント:0 2017年12月18日 続きを読むread more
ミステリマガジン 2014年12月号 感想アップするの忘れてました。 2014年の年末、書店で購入しようと思っていたのに、大手書店でも既に完売していて、密林で買い求めたのでした。 (展覧会の会場で買っておけば良かったと、ホント後悔しました) マガジンの4分の1がゴーリーの特集なので、読み応えありました。 もう少しカラーページがあったら良かったのに、と… トラックバック:0 コメント:0 2017年12月17日 続きを読むread more
華々しき鼻血〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 とめどなく編まれたマフラーや、ぞんざいに供されたプディングを絶妙の副詞で捉えたアルファベット・ブック。 かつてない最大級の栄光を副詞に与えた、ゴーリーらしい言語感覚が光る屈指の傑作。 やっと買いました。読みました。 どの書店に行っても表装が…だったりで、買うタイミングをはずしまくっていたのですが、久々に行ったジ… トラックバック:0 コメント:0 2015年10月03日 続きを読むread more
むしのほん〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 カラフルなむしたちの せいかつを だいなしにした くろいむし…… 生きていく哀しさと美しさを描いた傑作。 前回読んだ「蟲の神」よりゾッとくる内容でした。 あかあおきいろのカラフルで愛らしい虫たちが、外からやってきた“くろい虫”を徹底的に叩き潰す…というのが、日本の嫌らしい“ムラ社会”とシンクロいるせいか、読んでて… トラックバック:0 コメント:0 2015年09月30日 続きを読むread more
蟲の神〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 おお 恐怖、憤怒、哀れみの思い。物事はどうしてこうも 上手く行かぬのか――。 蟲の神の生け贄に 捧げられた少女のゆくえを描く、ゴーリー初期の大傑作、ついに邦訳! 『蟲の神』表紙の絵が怖くて購入をためらっていましたが、カバーを付けてしまえば、見えないので大丈夫。 なのに、購入したまま仕舞い込んで、最近やっと読みました… トラックバック:0 コメント:0 2015年04月06日 続きを読むread more
濱中利信 コレクション2「エドワード・ゴーリーの世界」【ヴァニラ画廊】 2014年12月27日に行ってきました。 『ティム・バートンの世界』観賞後、銀座の『濱中利信 コレクション2「エドワード・ゴーリーの世界」』へ。 画廊内には“キミ、さっき迄『ティム・バートンの世界』にいたでしょ?”と、声をかけたくなる程、バートン展とゴーリー展の入場者の雰囲気は似ておりました。 (実際、同じ人が数… トラックバック:0 コメント:0 2015年01月03日 続きを読むread more
濱中利信 コレクション「エドワードゴーリーの世界」【ヴァニラ画廊】 27日の夜に行ってきました。 夜だというのに、人が多くて、改めてゴーリー作品の人気の高さに驚かされました。 予想よりも展示作品が多くて、見応えがありました。 ポスターや版画、ポストカードなど初めて見る作品も多く、感激しながら見ておりました。 至福のひと時でした。 会場も広いとは言えないし、人も多かったので、“早く出なき… トラックバック:0 コメント:0 2014年01月05日 続きを読むread more
エドワード・ゴーリー生誕88周年 エドワード・ゴーリー生誕88周年 おめでとうございます。 今日のGoogleロゴはエドワード ゴーリー生誕88周年 ttp://www.mdn.co.jp/di/newstopics/28227/?rm=1 うろんな客河出書房新社エドワード ゴーリーユーザレビュー:Amazonアソシエイト by うろ… トラックバック:0 コメント:0 2013年02月22日 続きを読むread more
悪いことをして罰があたった子どもたちの話〔エドワード・ゴーリー/絵 ヒレア・ベロック /文〕 あなたもわたしも だれだって なにかしてます 悪いこと―悪いことをした子どもには残酷な運命が待つという訓話をゴーリー風味で味つけした素晴らしくも哀しいものがたり。 タイトルだけ見て購入を決めました。 “悪いコトばっかしている大きな子ども”の自分は読んでてドキドキものでしたが、期待を裏切らない面白さと楽しさ。 ゴーリー氏… トラックバック:0 コメント:0 2011年01月02日 続きを読むread more
どんどん変に…エドワード・ゴーリーインタビュー集成 毛皮のコートとテニスシューズ姿でバランシンの出るバレエは全て観賞。 映画は1日3本、フイヤードと小津を愛し、「源氏物語」から名づけたネコたちと暮らし生涯独身を貫く。 紫式部オタク、猫、レオタード、X‐ファイル…ん? 博覧狂気のノンセンス。ユニークな作家、ゴーリーを紹介する。 ゴーリー氏の作品だけでなく、ゴーリー氏の子供時… トラックバック:0 コメント:2 2010年06月06日 続きを読むread more
蒼い時〔エドワード・ゴーリー〕 人生のすべてがメタファーとして解釈できるわけじゃないぜ。それはいろんな物が途中で脱落するからさ。 旅嫌いのゴーリーが、唯一遠出したというスコットランド旅行での思い出を二匹の犬に託して語る、摩訶不思議な物語。 訳者のあとがきにある通り、確かに和みます。 二匹の犬の、のほほ~んとした雰囲気と佇まいに和んでくるんですよね。 … トラックバック:0 コメント:0 2010年02月03日 続きを読むread more
おぞましい二人〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 実話を元にした、子供を誘拐しては殺してしまう「忌まわしいカップル」の物語。 人生はかくも過酷なものであると、しみじみする異色絵本。英文併記。 「もう何年も本の中で子供たちを殺してきた」と自ら言うエドワード・ゴーリーが、この現実に起きた悲惨な事件によって心底動揺させられ、描いたのが本書である。 だそうです。 最初手… トラックバック:0 コメント:0 2009年12月29日 続きを読むread more
ウエスト・ウイング〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 どこの西棟(ウエスト・ウイング)なのか? いったい何が描かれているのか? すべてが見るものの想像力にゆだねられてしまう、途方もなく怖い、文字のない絵本。 絵が恐いのは他の作品もそうですが、文字が無いのがよけいに恐い。 一番ゾクゾクしたのが、10ページ目の絵。 自分ン家でも見てしまいそう。 子供の時、自分の家な… トラックバック:0 コメント:0 2009年11月15日 続きを読むread more
優雅に叱責する自転車〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 それは火曜日より後で、水曜日より前のこと。 一台の自転車が通りかかり、エンブリーとユーバートは旅に出た。 みょうちくりんな冒険のあと、帰ってきたふたりが見たものは…? エンブリーとユーバート(二人は、兄妹?姉弟?)が、奇妙な自転車に乗って奇妙な冒険をする話。 “優雅に叱責する自転車”に乗ってみたい気もしますが、きっと… トラックバック:0 コメント:0 2009年11月11日 続きを読むread more
まったき動物園〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 【まったき】とは、 …文語形容詞「まったし」の連体形から【完全で欠けたところのないこと】 という意味。 確かに【完全な動物園】……かな。 どの動物も唯一無二の存在と思わせてくれるので、【完全な動物園】なのでしょう。 バガスロシュとフィドノップとハムグラムとクウォンズゥとヴィーズィーがお気に入りになりました。 … トラックバック:0 コメント:0 2009年10月08日 続きを読むread more
うろんな客〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 カギ鼻頭のヘンな生き物がやってきたのはヴィクトリア朝の館。 とある一家の生活の中に突然入り込んできて、そして、それから…。 これも面白かったです。 柴田氏のあとがきのような解説を読んでみて、“うろんな客”が実は何者なのかが納得いきました。 それを読んでみて、また最初から読み返してみると“確かにその通りだなぁ…”と… トラックバック:0 コメント:0 2009年10月07日 続きを読むread more
雑多なアルファベット〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 教訓のような諺のような不思議な言葉がアルファベット順に出てきます。 ワケのわからなさがクセになります。 寝る前に読むのにも最適。 これからゴーリー氏の絵本を見る方、有名作品とはいえ、いきなり『不幸な子供』から入るのは抵抗のある方にお薦めしやすいかも。 文庫本サイズで持ち歩きにもよいですが、表紙の絵と中のイラストのサイ… トラックバック:0 コメント:0 2009年08月26日 続きを読むread more
不幸な子供〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 “ここまでタイトル通りでなくてもイイだろう”ってな程、悲惨なお話。 それでも、何度も読み返したくなったりするのは、ゴーリー氏の作品から、何か伝わってくるものがあるからでしょう。 ……しかし、やっぱ読後は何とも言えない気持ちになりますな。 アンデルセンの「ある母親の物語」やO・ヘンリーの「善女のパン」、オスカー・ワイルド… トラックバック:0 コメント:0 2009年08月25日 続きを読むread more
ギャシュリークラムのちびっ子たち―または遠出のあとで〔エドワード・ゴーリー/著 柴田元幸/翻訳〕 アルファベット順に子ども達が悲惨な死に様を見せる絵本です。 この表紙に描かれている傘を持った黒い人は死神ですかね…。 実際に読んでみて、代表作と言われる理由がわかりました。 誤解を恐れずに言えば、すっごくおもしろいです。 “なんで?”と聞かれると、わかりやすい理由は説明できませんが、とにかく、おもしろいんです。 こ… トラックバック:0 コメント:2 2009年08月24日 続きを読むread more