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中身もいいけど、この表紙の絵も素晴らしいね。目が洗われるよ。 しっかし、今回は1つ目の話で憲兵につるし上げられているすずサンを見ている四人の顔が恐かったわ〜〜。(背景も真っ黒だし) 「えー? まだ中巻なのに初っぱなから暗い展開にするのー?」って思ったもん。 いや、いい感じに騙されましたわい。参りました。 すずサンは離れて暮らしている義姉さんの息子に戦艦を見せてやりたくてスケッチしているトコロを憲兵に見つかって、こってりしぼられます。 そんなすずサンを見て、『サザエさん うちあけ話』に出てきた話を思い出しました。 長谷川町子さんが“マンガ・ルポの仕事で、海岸でスケッチをしていたら、いきなり憲兵に襟首を捕まれ、スパイ扱いされた”というエピソードで、この時、長谷川先生はすったもんだの挙げ句、新聞社に連絡してヤッとのことで開放されたそうです。 (こうの先生、読んでいるような気がする…) すずサンと家族はくどいお説教だけで、お咎め無しで済んだけど、最後までヒヤヒヤしましたよ。 こっちがつるし上げくってるような気分になってしまった。 このようにツカミもバッチシな『この世界の片隅に』中巻、いよいよ物語に動きが出てきたせいか、好きなエピソードが多いかも? すずサンが闇市で買い物する話も好きだ〜。 砂糖を一斤(600g)二十円(今の価格で二万円位か?)で買った時、 「靴下が三足で千円の時代が来るかもしれん。そんな国で生きていけると?」 と、考えているのがかわいくてね〜〜。 「平成二十年は、靴下3足1000円だよ〜〜」と教えてあげたくなってきます。 (きっと、読者がここでツッコム事を見越しての台詞だと思うし) 戦時下で生活が逼迫していく一方なのに、モノが溢れている今の時代に生きている我々より豊かそうに見えるのは何故なのか? 罰当たりな事を考えているかもしれませんが、この漫画を読んでいるとしみじみ感じます。 もっと丁寧に暮らさないとダメだな。 この世界の片隅に〈中〉 すずも北條家に嫁ぎあくせくしてる間に、ようやく呉の街にも馴染んできた。リンさんという友達もできた。夫婦ゲンカもする。 しかし戦況は厳しくなり、配給も乏しく日々の生活に陰りが…。 そして昭和20年3月、ついに呉の街にも大規模な空襲が。戦争という容赦のない暗雲の中、すずは、ただひたすら日々を誠実に生きていく。 |
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