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zoom RSS 朽葉色のショール〔小堀杏奴〕

<<   作成日時 : 2010/02/25 23:13   >>

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画像父の日常生活は常に規律正しかった。……生活の総てに秩序ある静けさが漂っていた……(「離脱」)
森鴎外の娘である著者が父に纏る様々なエピソードを記す。
姉茉莉のこと、父を訪れた人々の素顔、身辺の雑事を始め鴎外を敬慕してやまなかった太宰治のことや中勘助の詩について、永井荷風と著者との関わりなど、鍛えられた見事な文章で綴るエッセイ三十九篇。


「茉莉は記憶力に優れ、杏奴は理解力に優れている」
とお父様の鴎外氏は母上の志けさんに語っていたそうです。

茉莉さんに関するエピソードがたくさん読めるのかなと期待していると肩すかしをくらいますが、エッセイとして読み応えのある本だと思います。

表題作の「朽葉色のショール」は、逸品。
母上の愛用されていたショールが朽葉色だったのですね。
朽葉色のショールの温もりが伝ってくるような文章です。お母様のことをとても大切にされていたんだなぁ…と思いました。
読んでいるとこちらも鼻の奥がツンとしてくるような懐かしいような切なさがあります。

姉の茉莉さんもそうですが、エッセイの家族話では森鴎外の出番が多いのですが、母上の話の方が印象に残りますね。


朽葉色のショール〔小堀杏奴〕
【目次】
朽葉色のショール
(子供と読書 冬の生活 蒲公英の穂と読書 勝敗 涼気 ほか)
鴎外から太宰まで
(鴎外から太宰まで 津和野行 離脱 小倉と亡き父母 父のふるさと ほか)

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