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zoom RSS 招かれざる客〔1967〕

<<   作成日時 : 2018/03/10 22:04   >>

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黒人医師ジョンはハワイで知り合った白人女性ジョーイと人種の壁を越えて結婚を誓い合い、互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのドレイトン家を訪れる。
最初戸惑っていたジョーイの母も、娘の喜ぶ様子を見て次第に祝福する気になるが、父マットの心境は複雑だ。
やがて、ジョンの両親プレンティス夫妻もかけつけるが、彼らも息子の相手が白人とは知らされていず愕然とする……。



本日、午前十時の映画祭にて鑑賞しました。


この名作を映画館で観られると思っていなかったので、去年の2月に「午前十時の映画祭8」のプログラム発表で『招かれざる客』のタイトルを見た時は、それはそれは嬉しかったです。
(過去の「午前十時〜」でかかったことあったかしら? なかった気がします)
それから一年、ずっと楽しみにしておりました。


どなたかもレビューしていましたが、どこから褒めていいのかわからないほどの名作ですね。

人種差別問題を題材にしている映画なのに押し付けがましくなく、作品全体の雰囲気が暖かいのです。
もちろん俳優陣の演技力の高さもあり、登場人物達の言葉が説得力を持って、観ている側に考えさせてくれたり、また納得させてくれるのです。
最後、スペンサー・トレイシー演じる父マットが思いの丈を語る姿と、そのマットを見つめる母親役のキャサリン・ヘプバーンの潤んだ眼差しは、こちらの胸に迫るものがあります。
二人の親心と夫婦愛の強さを感じさせる名シーンですが、スペンサーとキャサリンの実人生を知っているとより泣けてきます。

FBで教えてもらった話ですが、
“キャサリンとスペンサーのつながりの強さを知っていた監督が、クライマックスで、この演出を敢えて加えた”
のだそうです。

今回も、そのシーンで泣きました。
無粋ですが、“マスクをしておいてよかった”と鑑賞後、思ってしまいました。



追記
去年公開された「ゲットアウト」で主人公の黒人青年が白人の彼女に“彼氏が黒人だって、家族に伝えてある?”と、問うシーンがありました。
現在公開中の「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」にも、主人公のパキスタン人青年の彼女が“私が白人と家族に伝えてないの?”と、確認するシーンがありました。
残念ながら、どちらも予告でしか見ていないので、台詞の文言に間違いがあるかもしれませんが、人種の確認を必要としているシーンがあったことは確かです。
上記の二つのセリフが当然のように映画の中に出てくる事に違和感を覚えると同時に、人種差別問題は21世紀に入っても根深いことがわかります。

『招かれざる客』が公開から50年経ちます。
50年前よりまだマシになっているのかもしれませんが、人種だけでなく、“差別”というものは人間の内部から完全に無くすことはできないのではないか、と思ってしまいます。
『招かれざる客』に登場する両親達のように、自分の中にある“差別”や“偏見”と向き合い、考えて行くことが、まだまだ必要なのでしょう。
自分には難しい課題ですが、常に意識して努めていきたいです。

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