おせっかいな神々〔星新一〕

画像神さまはおせっかい!
金もうけの夢を叶えてくれた“笑い顔の神”の正体は?
スマートなユーモアあふれるショートショート集。


40編もあるので読み応え抜群。
この文庫も何回読み返したかわからないです。
奥付を確認したら、〔昭和五十九年十一月十五日 二十二刷〕となっていました。
昭和の時でこの刷数ですから、平成に入って20年経った今は何刷重ねているのか? 今度書店で見てみることにしましょう。

「笑い顔の神」「問題の男」「夜の声」などなど、これも傑作の多いショートショート集ですが、中でも秀逸なのは「箱」ですね。名作の一つだと思います。
ある箱を大切にし続けてきた男の話で、切ないけど温かいような複雑な気持ちになりましたが、何故か不思議と達成感も味わえました。
短い話なのに、一人の男の人間性と人生を描き切れているからでしょうか。
自分には大切にできる箱があるだろうか?と少し考えさせられます。


おせっかいな神々〔星新一〕
【目次】
笑い顔の神
現代の美談
サービス
魔法使い
奇妙な旅行
出来心
問題の男
非常ベル
古代の秘法
死の舞台
マスコット
税金ぎらい
隊員たち
指紋
権利金
保護色
夜の声
機会

魅力的な薬
未知の星へ
夜の事件
歴史の論文
重要なシーン
商売の神
四日間の出来事
愛の指輪
効果
協力者
狂気と弾丸
天罰
無表情な女
ささやき
午後の出来事
夜の召使い
三年目の生活
すばらしい銃
そそっかしい相手
伴奏者
敬服すべき一生

解説:中島梓
カット:真鍋博

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